商社の物流機能を生かす1

三菱商事の総合商社の機能の歴史的変遷の図解を再度ここで見てみます。前回の記事で弊社が取り組んでいる商社としての金融機能の与信取引の話をしましたがもう一つ、我々の会社が創業当時から得意としていた分野がこの図における商社の物流としての機能です。

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創業当時に自分はこの三菱商事の商社機能の変遷の書籍を読み、比較的自分が得意としてかつ参入障壁を高めていける分野として世界中から情報を集めて物流機能の拡充に力を入れることを決めました。主たるビジネスと言うわけではないのですが主たるビジネスの障壁を高めていくのにこの手の物量の調達はとても優れたビジネスなのです。

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添付写真は日本でコンテナなどに様々なスクラップ商品を積み込む時に使う「コンパネ」と呼ばれる材木資材です。近年、コロナの影響から世界的にも材木の値段が高騰する中で中国や他の東南アジアの材木業者とパイプがあるうちの会社に注文がされることがあります。この種の安価なコンパネ資材を世界中から調達できる小回りのきく商社は需要があるのです。

こちらは東南アジアのベトナムの材木業者です。あまり日本では知られていませんが豊富な森林面積を持つベトナムは東南アジアでも随一の林業が盛んな国で木製家具の輸出量が東南アジアで1位の国なのです。中国の材木より更に安い価格で少し品質落としても安いコンパネを調達したい、と言う要望がある方のためにベトナムの選択肢も用意しています。

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うちの会社はどうしても本社が中南米のドミニカ共和国にあることから中南米のみ強い会社というイメージを持たれますが個人的には中南米の留まらず世界中を視野に入れた様々なビジネスを展開したいと考えており、東アジア、東南アジアなどの情報なども常に注視しています。