商社のビジネスとはどのようなものかという話

ここ最近、「伊藤忠」のマーケットイン戦略に興味をもち、同社の歴史の本をよく読んでいます。江戸時代の伊藤忠兵衞がはじめた呉服や繊維の貿易の仕事が歴史的変遷の中で変化と成長を遂げていく様が面白いです。

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また伊藤忠以外にも総合就社の歴史の本を読んでいますが総合商社の歴史を紐解くと、「商社」というのは実に不思議な業態と理解できます。かく言う自分の会社も専門商社としての小さな歩みからスタートした会社ですが、その業態は年々変化しており、単なる貿易業にとどまらず、あくまで関連事業の範囲に絞ってですが一歩一歩多角化を続けています。

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「多角化」とは言え自ら望んでそのようにしていったのではなく本音としては15年以上の経営、またそれ以前の会社員生活の中でも単なる物を国から国に販売していく商社は将来がないと常に感じていた危機感から自然とそちらの方向に事業投資していいかざる負えなかったというのが本年であり、上記の総合商社の歴史を見ていると全く同じ思考をしていたのが興味深いなと感じます。

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(ダイヤモンドさんの記事より)

世界的にみて実は「商社」という業態があるのは日本と中国ぐらいしかありません。また商社の仕事は具体的にどのような仕事かと明確に言える人は少ないのではないでしょうか。インターネットの発達により物流の中で単純に商品を横流しするだけの商売は成り立たなくなっと言われましたがその遥以前の戦前の時代でもすでに「売買業」のみをしていた商社というのは全滅していったそうであり、伊藤忠をはじめとして、現在生き残っている総合商社は貿易を主軸として川上、川下、そして関連事業に適切な形で事業投資をしていった会社のみということが分かってきました。

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この総合商社の特徴とも言える「事業投資」。これは単純な投資業務を主とする会社とは異なります。投資を主軸とする会社とはどのようなものが浮かぶでしょうか。最初に浮かぶのはファンド会社、銀行、などではないでしょうか。総合商社の事業投資は特徴的なのは貿易に関わる商権の獲得、また主軸の貿易業と補完関係が強化関係につながるものへの投資をしているというのが重要なポイントでしょう。よく言われるのが商社の「川上戦略、川下戦略」と言われるものでこれは例えば日本の車を他国のディーラーへ貿易した場合に単なる輸出にとどまらず、その国でのディーラーとして輸入業をおこし、エンドユーザーまで車を届け、さらにアフターサービス業まで展開していく、まさに川の流れの川下川下へと展開していくというものです。