南米のパートナーがマイニングしたイーサリアムやビットコインを最近やたらと強気で売りさばいており、どうしてかなと思っていましたが
大体の売り先が中米のエルサルバドルだと聞いていました。
中米のエルサルバドルの国債マーケットをすぐに調べていましたが6月に入り、国債の下落が大きく何か起きるなという予感はしていましたが
今日になりこのエルサルバドルが国家として法定通貨にビットコインを採用するという驚きのニュースが入りました。
近くの南米のベネズエラや南米パラグアイでは現在ビットコインのマイニング業者がおりエルサルバドルへのビットコインの
供給先のひとつとなっていますが国家として法定通貨にビットコインを採用とはまた思い切ったことをしたなという印象です。
中米エルサルバドルの国債を所有している投資家の投げ売りが行われており価格もついに100%を割っていました。表向きはビットコインを
法定通貨にするのは海外の出稼ぎしているエルサルバドルの人たちが家族への仕送り送金のためということになっていまが実情はエルサルバドル国家としての財政が困難な状況になってきているのは明白で現状のS&PやムーディーズのフィッチレートもB3やB -と厳しいものですが今後のエルサルバドルは更に格付けが下がりそうな気がしており長期で売り圧力が強まりそうです。
エルサルバドルがこのような動きをすれば反米の動きが強い南米のエクアドルやボリビア、ベネズエラ、などの動きも今後は注目されます。現実的に南米のベネズエラでは法定通貨にデジタル通貨のペトロを使うということが政治的に決定していましたが結局機能はせずに、現在はベネズエラ国内の主要通貨は米ドルになっているという現状があります。
個人的にはビットコインを法定通貨にしてもボラティリティの問題は解決できませんし、最後は国内の主要通貨は米ドル優勢になるのかなと
想像しています。